专利摘要:

公开号:WO1980001388A1
申请号:PCT/JP1979/000317
申请日:1979-12-14
公开日:1980-07-10
发明作者:K Nagatomo;S Nomura;K Fujiwara;S Yoshinaga;F Shibata
申请人:Hitachi Ltd;K Nagatomo;S Nomura;K Fujiwara;S Yoshinaga;F Shibata;
IPC主号:C10G31-00
专利说明:
[0001] - 明 細 書
[0002] 燃料油の脱塩方法
[0003] 技 術 分 野
[0004] '本発明は、 燃料油中に含まれている N a塩、 K塩を除去 する燃料油の脱塩方法に関するものである。
[0005] 背 景 技 術
[0006] 燃料油の脱塩方法としては、 遠心力や静電気を利用す る方法で、 水分, ス ラ プ ジを油分より分離する方法は、 特殊な方法を除いては一般的であり、 公知であるが、 油 分より分離された含塩水分とス ラ ッジの混合物について は廃棄されており、 更に水分, 塩分および重質油スラ ッ ジ等よりなるスラッジについては処理装置の適当なもの はない。
[0007] 脱塩装置を運転するためには、 燃料油に対して約 1 ° の洗浄用清水が必要であり、 .これは一般に再使用されて いない。 したがって水の入手しにく い地方、 例えば砂漠 地帯などに、 この種のブラ ン トを建設することは不可能 であつた。
[0008] また、 分離された含塩含水の重質スラ ッ ジ.分について は、 適当な処理設備がなく.、 その効果的な処理方法は確 立されていない。
[0009] 脱塩の主な目的は.、 燃料油中に存在している Na塩, K 塩の除去であり、 これらは主として と化合し、 N a C
[0010] KC^ の形で、 燃料油中にわずかに存在している水中に
[0011] O PI
[0012] WIPO ^x. 溶解したり、 また、 微少な固体となって燃料油中に存在 している。 Na塩, K塩の除去は、 これらが水に溶解する ため、 水で洗浄して水の方^ , K塩を移動させ、 水 を燃料油から分離させることにより達成できることは公 知である。
[0013] 第 1図により従来技術による脱塩装置について説明す ると、 燃料油タンク 3 に貯められた燃料油 5は、 燃料油 ポンプ 4 によ りスラッ ジ分離器 1へ送られ、 こ こで燃料 油中にわずかに-存在している水分とスラ グジは、 重質分 6 として脱スラ ッ ジ油 7 と分離されて取り出され、 廃水 処理場へ送られる。 重質分 6を除去された脱スラプジ油 7 には、 ェマルジヨ ンブレーカータ ンク 8 よ りポンプ 9 を介してェマルジ ヨ ンブレーカー 1 0が注入された後、 あらたに脱ィオ ンされた清浄水 1 3が清浄水タンク 1 1 よりポ ンプ 1 2を介して混入され、 混合器 1 4 にて十分 な混合が行なわれ、 脱スラッジ油 7中の塩分は水に溶解 される。 この混合液は脱塩器 2へ送られ、 重質分として 含塩水 1 5が油より分離され、 この含塩水.1 5は廃水処 理場へ送られる。 含塩水 1 5が除去された油中には、 も はやごく微量の塩類しか存在せず、 脱塩燃料油 1 6 とし て取扱うことができる。 しかしながら、 こ.の方法では、 あらたに脱ィ ォンされた清浄水が必要であり、 かつまた, 分離された重質分の処理については夫解決である。
[0014] 発 明 0 開 示 '
[0015] OMPI WIFO 本発明は、 燃料油中に含まれる N a塩, K塩を含む水 と、 新たに洗浄のために加えられ、 Na塩, K塩を含んだ 水を、 分離器により油分と分離した後、 蒸発により精製 することによって回収し、 これを洗浄水として繰り返し 使用できるようにしたものである。
[0016] 本発明は更に、 燃料油から分離された含塩含油の重質 ス ラ ッ ジを燃焼させることによ り、 その発生熱量を水の 蒸発装置にて回収するとともに、 取扱いの困難なス ラ ッ ジを減容固化し _て取扱いを容易にしたものである。
[0017] 燃料油中には、 一般的に約 1 0 0 0 p p mの水分が含ま れており、 この水中には Na塩, K塩が溶解している。 し たがつて沈降法により軽質分と重質分を分離すれば、 重 質分として含塩水分, スラッ ジ油分よ り分離される。 燃 料油としての脱塩は更に、 新たに水を加えて油分を洗浄 した後、 沈降法により軽質分と重質分に分離し、 わずか に存在する Na塩, K塩の除去が行なわれる。 一般的には. この段階で加える水は、 油に対して約 1 %位とされてい る。 したがって、 先に述べた油中に舍まれていた水分と 新たに加えて洗浄後分離された水分の量は、 燃料油に対 して 1. 1 %にも達することになる。 故に、 これらの分離 された廃液から水分を約 9 1 %以上回収し、 回収水分中 の Na塩, K塩を l O O O p pm以下に精製すれば、 その水 は洗浄用として再使用が可能であり、 脱塩装置として、 系外からの水供給を必要とせず、 水としては閉回路の脱 塩装置を確立することができる。 蒸発法による水分の精 製では、 Na塩, K塩を l O O O p pm以下に押えることは 容易であり、 更に回収率を 9 1 %以上得ることも、 蒸発 装置の選定により容易に達成できる値であり、 本発明の 特徴とするところは、 蒸発法による分離水の精製方法と 脱塩装置を組合せたこ とにある。 更に、 蒸発法による分 離水の精製方法とその蒸発残渣を焼却することによ り、 蒸発装置の熱量を回収するとともに、 分離されたスラ ッ ジを焼却残渣と.して取り出し、 減容固化と取扱いを容易 にしたことにある。
[0018] 図面の簡単な説明
[0019] 第 1 図は従来技術による燃料油の脱塩装置の系統図、 第 2図は本発明方法を実施した脱塩装置の一例を示す系 統図である。
[0020] . 発明を実施するための最良の形態
[0021] 以下、 本発明を実施レた装覃の一例.を第 2図によって 説明する。 第 2図において、 第 1 図と同一部分は同一符 号で示す。 スラ ッジ分離器 1 より分離された重質分 6は, 油分離器 2 3 にて油分を回収油 2 4 として回収された後, 脱塩器 2 より分離された含.塩水 1 5'と混合されて蒸発器 1 7に供給される。 蒸発器 1 7では熱媒 1 8 によ り加熱 され、 ここで蒸発した水蒸気 2 0は熱交換器 2 1 にて燃 料油 5と熱交換させることにより熱回収を行なうと同時 に凝縮させ、 凝縮水 2 2と して清浄水タンク 1 1 に貯え 'られた後、 '清浄水ポンプ 1 2 にて清浄水 1 3 として脱ズ ラ プ ジ油 7へ混入される。 一方、 蒸発器 1 7で水分を除 去された残渣 1 9は、 残渣ポンブ 2 6により焼却炉 2 7 へ送られ、 こ こで可燃分を燃焼させることによ り熱媒循 環ポ ンプ 2 5 にて循環される熱媒 1 8を加熱し、 燃焼残 渣 2 8は減容されて焼却炉 2 7下部より取り 出される。
[0022] なお、 上述の実施例は、 燃料油よ りス ラ ッ ジを分離除 去した後、 清浄水と混合して脱塩処置を行なう場合につ いて説明したが、 燃料油に清浄水を混合した後、 ス ラ ッ ジと含塩水を分離除去する場合にも、 本発明を適用する ことができることは、 上述の説明より自明である。
[0023] 実施例
[0024] 燃料油と してタ ンク に貯蔵された未処理原油ァラ ビア ンライ トを本発明の方法によ り脱塩処理を行ない、 つぎ の結果を得た。
[0025] (1) 燃料油中の不純物含有量 <
[0026] N a分 5 p p m
[0027] 分 0. 4 ρ p m
[0028] 水 分 1 2 0 0 p p m
[0029] (2) ス ラ ッ ジ分離器出口の燃料油中の不純物含有量
[0030] N a分 0. 9 ρ ρ m
[0031] K 分 0. 0 7 p p m
[0032] 水 分 1 0 0 p p m
[0033] (3) ス ラ ッジ分離器におけるス ラ ッ ジ分取出
[0034] OMPI
[0035] WIFO . : 5 0 - (4) 脱塩器送入前に添加した助剤
[0036] 清浄水 : 1 0
[0037] ェ マルジ ヨ ンブレーカ一 : 0.0 2
[0038] (5) 脱塩器出口の燃料油の不純物含有量
[0039] N a分: 0.4 ρ p m
[0040] K 分 : 0. O l p p m
[0041] 7K 分: 9 0 p p m
[0042] (6) 脱塩器 おけるスラ ッ ジ分取出量
[0043] : 5 0 §r
[0044] (7) 熱交換器で回収された凝縮水量
[0045] : 1 1 ¾^
[0046] ¾上の結果より、 本発明の脱塩方法においては、 水は 初期添加のみでよく、 最終的には余剰水が得られること が確認された。
[0047] 本発明は 1上述べたよ うに、 燃料油の脱塩装置と蒸発 法による分離水の回収精製'とを組合せた脱塩方法とした ものであるから、 系外よりあらたに水を注入することな く、 燃料油中に含まれるわずかの水分を回収することが でき、 その水分は閉回路に.より脱塩に再使用することが 可能であり、 水を得ることが困難な地方にも、 燃料油の 脱塩装置の建設を可能なら'しめるとともに、 脱塩装置よ り排出されるスラ ッジも、 焼却により熱回収をおこなう ことができ、 なおかつ燃焼残渣として減容固化する.こと ができて、 その取扱いが容易になる
[0048] OMEI WIPO
权利要求:
Claims ' 請 求 の 範 囲
1. 燃料油を清浄水と混合して脱塩処理し、 燃料油より分離除 去された重質分および含塩水を蒸発器に導入して水分と残渣 とに分離し、 蒸発回収した水分を清浄水として再使用するよ
■5 うにしたことを特徵とする燃料油の脱塩方法。
2. 前記残渣を焼却炉で燃焼させて蒸発器の熱源として利用す るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第 1項記載の 燃料油の脱塩方法。
OMPI WIPO
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1980-07-10| AK| Designated states|Designated state(s): CH GB SE US |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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